飯田山岳会イイダサンガクカイ山行サンコウ記録キロク
山行日サンコウビ 2024ネン02ツキ13          
山域サンイキ 中部山岳国立公園、長野県松本市安曇、岐阜県高山市上宝川境    
山名サンメイ 十石山2524.9m(じゅっこくやま)        
天気テンキ 快晴、山頂は強風  
メンバー TT、S0、YI            
               
行程コウテイ 白骨温泉入口駐車場7:10〜7:37十石山登山口〜8:02標高1620m附近〜  
8:50標高1750m附近〜9:21標高1880m附近〜10:28標高2130m附近〜  
11:22標高2330m附近〜11:52標高2430m附近〜12:34十石山山頂12:42〜  
12:54標高2430m附近〜13:19標高2290m附近〜14:15標高1750m附近〜  
14:32標高1520m附近〜14:37十石山登山口〜14:57白骨温泉入口駐車場  
 
・・山行サンコウメモ・・              
危険個所キケンカショ  
駐車場チュウシャジョウ 白骨シラホネ温泉オンセン入口イリグチ駐車場チュウシャジョウ  
   
十石山は、乗鞍火山群の中央にある大丹生岳から北東に派生する十石尾根の中心に位置しますが、乗鞍火山列が北から南へ形成されたことから十石山は乗鞍火山群最古の山です。また、円空上人が笠ヶ岳に次いでこの山にも2体の仏像を安置したという歴史の山でもあります。昔は安房峠から安房山伝いの道があった様ですが今は廃道です。乗鞍スカイラインの大丹生岳下部からのメインルートは十石山と金山岩の間の登山道は崩落部分があるため通行に非常に危険が伴います。
十石山(じゅっこくやま)の山名は山麓の街道を通って毎日十石の米が運ばれたことによると言われ、十石山を十石峠ともいいます。その名残として、山頂の避難小屋は十石峠避難小屋といいます。麓の白骨温泉から山頂を越えて飛騨側の平湯へ道がつながっていたからでしょう。

白骨温泉入り口のトイレのある駐車場に車を停めて支度して出発しました。ここのトイレは綺麗で暖かなトイレでした。温泉街の中を登って行き、途中から雪で車は通れない上高地乗鞍スーパー林道を上がって行きます。幾つかカーブを曲がって行くと「十石山登山道入口」と書かれた標識があり急な斜面を登ります。ここでワカンを着けました。
ダケカンバ林の中の雪の斜面を登って行きます。何ヵ所かかなり急な坂を上ると平坦なコメツガ林の中の道となりました。上から一人の男性登山者が下って来ました。登って来る時に先行者のアイゼン跡があったので誰か先に登っているのだろうと思っていました。また登って行くと後ろから二人の若い女性登山者が登って来て追い抜かれました。
トレースはしっかり付いています。しばらく緩やかな平坦な道を進むとまた急な登りになりました。針葉樹林もまばらになると右手に霞沢岳、前穂高岳が見えました。近くなった稜線には雪煙が上がっていました。相当風が強そうでした。森林限界を過ぎると風が強くなり、すぐ前の踏まれたばかりの足跡も流れて来た雪に埋まってしまう程でした。
斜面をトラバースして進み急な登りで稜線に登ります。トレースが埋もれてラッセル状態で登って行きます。すると上から先ほど追い抜かれた若い女性登山者二人が下って来ました。山頂には強い風が吹いていると言っていました。
私達も何とか踏ん張って山頂に立つ事が出来ました。強い風が吹いていて飛んでくる雪が頬に当たって痛いのですが気温はそれ程低くは無く、特に耐えられない程ではありませんでした。目の前に乗鞍岳が大きく見え、その右に加賀の白山が大きく見えています。その横に富山県の山が続いています。笈ヶ岳、大笠山、金剛堂山、白木峰でしょうか。その先は日本海が見えていそうでした。更に右には笠ヶ岳、焼岳、西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、霞沢岳と素晴らしい展望が広がっていました。南側には恵那山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、霧ヶ峰、美ヶ原、浅間山と続きます。近くの手前には鉢盛山が良く見えています。手前の山の間からは四阿山、志賀高原の山々も見えていました。
風が強いのでゆっくりも出来ず、何とか風景写真を撮って程なく下る事にしました。下りは上って来たトレースではなく、登って来た尾根を目がけて真っ直ぐに下りました。何とか登りのトレースに合流する事が出来て一安心でした。樹林帯の中に入ってそこで休憩して昼食としました。
下りは雪を蹴散らしてあっと言う間に下ってしまいました。樹林帯の中に入るとワカンを外して足も軽くなり、一層軽快に白骨温泉まで下りました。温泉街は静かで時々宿の方にあって挨拶しながら駐車場に戻る事が出来ました。残念ながら平日とあって日帰り温泉はやっていませんでした。
十石山の事は良く知りませんでしたが登って見ると特に危険な場所もなく、とても登り易く、山頂からの展望は素晴らしく、中々良い山でした。しかし、山頂も平坦で登ってきた十石東尾根も広い尾根で視界不良になればルートを探すのも困難になるだろうと思うのでした。そんな心配も吹き払う程の良い山でした。
ジュウイシヤマからカサダケからカスミサワダケ         ジュウイシヤマからクダりの斜面シャメン